太陽(ソレイユ)と3つの三日月 ~我が唯一の望み~
東山加奈子 丸の内トラストシティ タピスリー 味覚 国立新美術館 平野悦子 弦楽四重奏 我が唯一の望み 触覚 展覧会 Quartette Soleil クラシック 視覚 貴婦人と一角獣 アート おでかけ 太田陽子 クァルテット・ソレイユ 音楽 聴覚 貴婦人と一角獣展 高橋梓 ランチタイムコンサート 千花文様(ミルフルール) 嗅覚 クリュニー中世美術館
おでかけ記録♪
7月11日(木) 天気:晴れ
気温:体温より高い 湿度:ずっしりじと~って感じ

○丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート
クァルテット・ソレイユ Quartette Soleil
平野悦子(ヴァイオリン)、東山加奈子(ヴァイオリン)
高橋梓(ヴィオラ)、太田陽子(チェロ)

○「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展」
国立新美術館
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜丸の内トラストシティのランチタイムコンサートを聴きにいきました♪
クァルテット・ソレイユ Quartette Soleil
平野悦子(ヴァイオリン)、東山加奈子(ヴァイオリン)
高橋梓(ヴィオラ)、太田陽子(チェロ)
ようやくソレイユの演奏を聴くことができました!
ソレイユのHPはけっこう前からチェックしていて
機会があればとずぅ~っと思っていました。
ランチタイムコンサートのスケジュールが発表になった時、やったー!って大喜び。
しかも、ハイドンの皇帝にラズモフスキーの3番!
これは聴きに行かなきゃって。


会場に到着するとリハが始まっていた。
その時に演奏されていたのは知らない曲だったが、ちょうど終わるところ。
そして、ハイドン。うっ、リハから凄い演奏!
さて、本番。
演奏が始まる前から満席で立ち見のお客さん。
凄い熱気!
4人とも青色のドレスで夏らしく爽やか、とっても素敵。
一曲目は「熊蜂」で有名なリムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲。
あ、聴いたことのある曲。これ、リムスキー=コルサコフだったのか。
もちろん聴いたことがあるのはオケ版。
明るくて楽しい曲、しかも熱い!
オケのような濃密で重厚な音。
素晴らしかったー
演奏が終わった瞬間に近くの席の方が、「凄い・・・」と一言。
うん、まさにその一言に尽きる熱い熱い演奏。
興奮して手に汗かいた。(何もしなくても汗かくけど。)
2曲目は「だったん人」で有名なボロディン。
全くの知らない曲。
お茶のCMで流れているらしいです。。。
民放は(いや、テレビ自体)ほとんど見ないからわからない・・・(^_^;)
けっこうじっくりと聴かせる曲。
なんというか、不思議な感じのメロディ。
これは後でCDを借りてきて復習が必要だな。
そして、ハイドンの皇帝。
ソロパートが連なるので、自己紹介を兼ねてということで。
優雅で気品がある!!
落ち着きがあってとっても綺麗♪
音に芯があってしっかりしているっていうのかな。
この会場(ロビー)も結構音が響くけど、
音楽ホールだったら本当に本当に綺麗で凄いだろうなぁと。
(これは是非とも音楽ホール(サロン)での演奏会を聴きに行きたいですね!)
次は「ふるさと」から始まる「海」等のメドレー10曲。
編曲はすべて高橋梓さん。
「浜辺の歌」が凄く良かった!
でも、もっと聴きたいというところで終わってしまった・・・(^_^;)
「浜辺の歌」って、聴けば聴くほど好きになる♪
こういうのを本物の名曲って言うんだろなぁ。
そして本日のメイン、ラズモフスキー第3番から第4楽章。
格好良かったー!
リムスキー=コルサコフよりも更に更に熱い!
表情豊か。
冒頭から鳥肌が立ちましたよ。
このカルテット凄いです。
皆さん若いですが、結成して10年位キャリアがあるんですよね。
アンコールは八木節♪
本日のプログラム、最初から最後まで、
熱いぜ、夏だぜ、お祭りだぜっ!って感じでした♪
トークは高橋梓さんが担当されていました。
私たち演奏家はトークが苦手です、と言いつつ、一生懸命お話されていました。
トークの最中、何度か平野悦子さんと目が会った(気がした)とき、平野さんがニコッて。
嬉しかったけど、ドキドキして恥ずかしくなってしまいました。(*/∇\*) キャ
まさか見られている(気のせい?)とは思っていなかったのでビックリ、どう反応してよいのかわからなかったです。まぁ、ふつうにニコッって返せば済むことなんですけどね。。。(^_^;)
こう見えて(どう見えて?)、けっこうシャイなんです。。。
(今、「嘘だー!」って声が10回くらい聞こえたけど、全然気にしなーい。)
前から3番目位の席で横が通路だったので第1ヴァイオリンの席からちょうど正面って感じ。
前の席で態度がデカくて目立った(浮いてた)から、目に付いただけかも。(* ̄m ̄) プッ
ということで(どういうことで?)、平野悦子ちゃん可愛い♪
(あ、もちろん、みなさんとても美しく可愛い方たちですよっ!)
ちなみに私の席からですと、前の方の頭で遮られて、
左に第1ヴァイオリンとヴィオラ、右に第2ヴァイオリンとチェロ、
右を見たり左を見たりという感じでした。
丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート
(http://www.to-on.com/concertmanagement/trustcity/)
Quartette Soleil
(http://www2.hp-ez.com/hp/quartette-soleil/page1)
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜
会期末となった貴婦人と一角獣展。
これは何が何でも観に行かなきゃ。


会場に入るとまず映像上映による作品紹介。
そして展示室に入るといきなりどど~んとタピスリー6点の展示。
デカイ・・・・・・
テレビで見て大きいとわかってはいても、
実際に実物を目の前にするとその大きさに圧倒される。
このタピスリー連作は14世紀から16世紀にかけて司法官を務めていた(君臨していた!?)ル・ヴィスト家の注文により制作されたものと推定されているそうだ。このル・ヴィスト家の紋章が、斜め帯に三日月を三つ並べたもので、パリのサン=ジェルマン=ローセロワ聖堂のバラ窓のステンドグラスにその紋章があるとのこと。これによりタピスリーの注文主が明らかに。
さて、このタピスリー、保存状態が良くなかったため、かなりの修復が入っています。
美術館に収蔵される前はねずみに齧られるなど、相当酷かったとのこと。
そうでなくても、こういったものは下から汚れ痛んでいくことが多い。
つまり、とても大きなタピスリーなので展示室の最前列でじっくりと細部に見入っても、
その部分は修復された部分である確率がとっても高いということになる。Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!
必然的にオリジナルの部分は上のほうや中心のほうとなり、
織り込みの具合は単眼鏡等を使用しないとほとんど確認できない。
最前列で細部を見ていてちょっと複雑な気持ちになった。
自分が今見ているのはオリジナルなのか、修復された部分なのか、
自分が今目の前で凄いと感じているのは、これだけの作品が当時制作されたことについてなのか、オリジナルの大部分が現在に伝わってきていることについてのなのか、この修復の技術についてなのか。。。
(皆さんそのあたりについてはどのように捉えているのか、ちょっと気になりますね。)
この6点のタピスリーとそれに関連のあるものの計40点ほどの展示。
まさに1点もの6点ものの展覧会。
《貴婦人と一角獣》の中の動物や花についてのパネル解説はとても素晴らしかった。
千花文様(ミルフルール)はこのタピスリーの華。
40種程の草花が表されているらしいが、何という草花なのか以前からとても興味があった。
先日アップした「絵画の中の植物を知る」という記事も、
この展覧会の予習とまではいかないが、この展覧会をある程度意識してのもの。
絵画の中の植物を知る(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2013-06-17)
1点もの6点ものの展覧会だから6枚セットのポストカードを買えば図録は買わなくてもいいかなぁと思っていたが、このパネル解説を見て、もしかしたら図録に掲載されているのかもしれないと、一回り終えたところで休憩室に行き図録をチェックしてみると、見事なまでに掲載されていた。
はい、ポストカード却下、図録の購入決定。

大きな木のページを1ページ含め、6ページにわたり樹木と植物を掲載。

右側のページをアップで。
興味のある方はクリックして拡大表示させてみてください。

うさぎさんもいっぱい♪ (・ x ・)ノ
これはかなり貴重な解説本(絵解き)だと思います。
B4変形ということでちょっと大きめ、これで本体2000円はお買い得。
図録を買わなかったけどやっぱり・・・という方、通販で是非。
パリで見たから今回はパスという方も是非。

チケット&図録
図録の通信販売
NHKプロモーション(http://www.nhk-p.co.jp/tenran/zuroku.html)
今回、時間が無くてほとんど予習無しで観に行った。
公式サイトとチラシを見る程度。
フランス、中世、取っ付き難いなぁと思いながら。
そのとき、西暦1500年頃に制作されたという文字が目に入った。
西暦1500年・・・イタリアではルネサンス真っ盛りの頃かーって。
レオナルド・ダ・ヴィンチ滞在中のミラノがフランスに乗っ取られたのもちょうどこの頃。
あ、同じ時代なのかって。
春にラファエロ展を鑑賞したし、観に行かなかったけれど、先日までレオナルド・ダ・ヴィンチ展も開催されていた。秋にはミケランジェロ展も開催される。そう考えたら、けっこう馴染みやすさを感じた。
もっともこの時代のフランスについての知識は全然持ち合わせていないが。
ダ・ヴィンチの白鳥たち(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-10-15)
今展は、会場に入ってすぐのところの映像のほかに、「高精彩デジタルシアター」「映像コーナー」と10数分の映像解説があった。3つとも全部見ると、30分超になる。
《貴婦人と一角獣》以外の作品展示はあっさりとしているので、あっという間。
それでも、展示室を出てから時間を確認すると3時間以上経っていた。
6点の大きなタピスリー、かなり夢中になって鑑賞していたようだ♪
「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展」
2013年4月24日~7月15日
国立新美術館(http://www.nact.jp/)
公式サイト(http://www.lady-unicorn.jp/)
【大阪展】 国立国際美術館 2013年7月27日~10月20日
「フランス国立クリュニー中世美術館の至宝《貴婦人と一角獣》は、西暦1500年頃の制作とされる6面の連作タピスリーです。19世紀の作家プロスペル・メリメやジョルジュ・サンドが言及したことで、一躍有名になりました。
千花文様(ミルフルール)が目にも鮮やかな大作のうち5面は、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」と人間の五感を表わしていますが、残る1面「我が唯一の望み」が何を意味するかについては、“愛”“知性”“結婚”など諸説あり、いまだ謎に包まれています。
本作がフランス国外に貸し出されたのは過去にただ一度だけ、1974年のことで、アメリカのメトロポリタン美術館でした。 本展は、この中世ヨーロッパ美術の最高傑作の誉れ高い《貴婦人と一角獣》連作の6面すべてを日本で初めて公開するもので、タピスリーに描かれた貴婦人や動植物などのモティーフを、関連する彫刻、装身具、ステンドグラスなどで読みといていきます。
クリュニー中世美術館の珠玉のコレクションから厳選された約40点を通して、中世ヨーロッパに花開いた華麗で典雅な美の世界を紹介します。(公式サイトより)」
「真珠の耳飾りの少女」の作者トレイシー・シュヴァリエということで、数年前にこの本を読んだ。
当時の記憶なのでかなり曖昧ではあるが、あまり面白くなかった。
内容としては、一言で言うと、タピスリーができるまで。
もうちょっと具体的には、女好きのイケメン!?絵師が、
あっちの女を孕ませ、こっちの女を孕ませ・・・
更には注文主の娘にまで・・・みたいな。。。(-_-;)
織物自体は日本にも昔からあるし、藍染めもある。
そういう意味でも、あまり目新しさを感じなくて、なんかつまんない・・・みたいな。
作品を鑑賞した今読み直せば、当時とはかなり違った印象を受けるかも知れませんが。
真珠の耳飾りの少女(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-04-02)

ジョルジュ・サンドの伝記を読んだことがあるが、やはりそれはショパンとのことがメインだった。
ショパンに関連して読んだ。
サンドの作品は未読。
サンドの本、今度読んでみようと思う。
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜
国立新美術館の写真。
いつも外観とか館内で見上げるような構図が多いので、
今回はいつもとは違った感じで撮ってみました。






過去の国立新美術館の写真
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2007-10-13)
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-02-10)
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-05-06)
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-03-28)

おつかれさまでした♪
7月11日(木) 天気:晴れ
気温:体温より高い 湿度:ずっしりじと~って感じ

○丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート
クァルテット・ソレイユ Quartette Soleil
平野悦子(ヴァイオリン)、東山加奈子(ヴァイオリン)
高橋梓(ヴィオラ)、太田陽子(チェロ)

○「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展」
国立新美術館
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜丸の内トラストシティのランチタイムコンサートを聴きにいきました♪
クァルテット・ソレイユ Quartette Soleil
平野悦子(ヴァイオリン)、東山加奈子(ヴァイオリン)
高橋梓(ヴィオラ)、太田陽子(チェロ)
ようやくソレイユの演奏を聴くことができました!
ソレイユのHPはけっこう前からチェックしていて
機会があればとずぅ~っと思っていました。
ランチタイムコンサートのスケジュールが発表になった時、やったー!って大喜び。
しかも、ハイドンの皇帝にラズモフスキーの3番!
これは聴きに行かなきゃって。



会場に到着するとリハが始まっていた。
その時に演奏されていたのは知らない曲だったが、ちょうど終わるところ。
そして、ハイドン。うっ、リハから凄い演奏!
さて、本番。
演奏が始まる前から満席で立ち見のお客さん。
凄い熱気!
4人とも青色のドレスで夏らしく爽やか、とっても素敵。
一曲目は「熊蜂」で有名なリムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲。
あ、聴いたことのある曲。これ、リムスキー=コルサコフだったのか。
もちろん聴いたことがあるのはオケ版。
明るくて楽しい曲、しかも熱い!
オケのような濃密で重厚な音。
素晴らしかったー
演奏が終わった瞬間に近くの席の方が、「凄い・・・」と一言。
うん、まさにその一言に尽きる熱い熱い演奏。
興奮して手に汗かいた。(何もしなくても汗かくけど。)
2曲目は「だったん人」で有名なボロディン。
全くの知らない曲。
お茶のCMで流れているらしいです。。。
民放は(いや、テレビ自体)ほとんど見ないからわからない・・・(^_^;)
けっこうじっくりと聴かせる曲。
なんというか、不思議な感じのメロディ。
これは後でCDを借りてきて復習が必要だな。
そして、ハイドンの皇帝。
ソロパートが連なるので、自己紹介を兼ねてということで。
優雅で気品がある!!
落ち着きがあってとっても綺麗♪
音に芯があってしっかりしているっていうのかな。
この会場(ロビー)も結構音が響くけど、
音楽ホールだったら本当に本当に綺麗で凄いだろうなぁと。
(これは是非とも音楽ホール(サロン)での演奏会を聴きに行きたいですね!)
次は「ふるさと」から始まる「海」等のメドレー10曲。
編曲はすべて高橋梓さん。
「浜辺の歌」が凄く良かった!
でも、もっと聴きたいというところで終わってしまった・・・(^_^;)
「浜辺の歌」って、聴けば聴くほど好きになる♪
こういうのを本物の名曲って言うんだろなぁ。
そして本日のメイン、ラズモフスキー第3番から第4楽章。
格好良かったー!
リムスキー=コルサコフよりも更に更に熱い!
表情豊か。
冒頭から鳥肌が立ちましたよ。
このカルテット凄いです。
皆さん若いですが、結成して10年位キャリアがあるんですよね。
アンコールは八木節♪
本日のプログラム、最初から最後まで、
熱いぜ、夏だぜ、お祭りだぜっ!って感じでした♪
トークは高橋梓さんが担当されていました。
私たち演奏家はトークが苦手です、と言いつつ、一生懸命お話されていました。
トークの最中、何度か平野悦子さんと目が会った(気がした)とき、平野さんがニコッて。
嬉しかったけど、ドキドキして恥ずかしくなってしまいました。(*/∇\*) キャ
まさか見られている(気のせい?)とは思っていなかったのでビックリ、どう反応してよいのかわからなかったです。まぁ、ふつうにニコッって返せば済むことなんですけどね。。。(^_^;)
こう見えて(どう見えて?)、けっこうシャイなんです。。。
(今、「嘘だー!」って声が10回くらい聞こえたけど、全然気にしなーい。)
前から3番目位の席で横が通路だったので第1ヴァイオリンの席からちょうど正面って感じ。
前の席で態度がデカくて目立った(浮いてた)から、目に付いただけかも。(* ̄m ̄) プッ
ということで(どういうことで?)、平野悦子ちゃん可愛い♪
(あ、もちろん、みなさんとても美しく可愛い方たちですよっ!)
ちなみに私の席からですと、前の方の頭で遮られて、
左に第1ヴァイオリンとヴィオラ、右に第2ヴァイオリンとチェロ、
右を見たり左を見たりという感じでした。
丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート
(http://www.to-on.com/concertmanagement/trustcity/)
Quartette Soleil
(http://www2.hp-ez.com/hp/quartette-soleil/page1)
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜
会期末となった貴婦人と一角獣展。
これは何が何でも観に行かなきゃ。



会場に入るとまず映像上映による作品紹介。
そして展示室に入るといきなりどど~んとタピスリー6点の展示。
デカイ・・・・・・
テレビで見て大きいとわかってはいても、
実際に実物を目の前にするとその大きさに圧倒される。
このタピスリー連作は14世紀から16世紀にかけて司法官を務めていた(君臨していた!?)ル・ヴィスト家の注文により制作されたものと推定されているそうだ。このル・ヴィスト家の紋章が、斜め帯に三日月を三つ並べたもので、パリのサン=ジェルマン=ローセロワ聖堂のバラ窓のステンドグラスにその紋章があるとのこと。これによりタピスリーの注文主が明らかに。
さて、このタピスリー、保存状態が良くなかったため、かなりの修復が入っています。
美術館に収蔵される前はねずみに齧られるなど、相当酷かったとのこと。
そうでなくても、こういったものは下から汚れ痛んでいくことが多い。
つまり、とても大きなタピスリーなので展示室の最前列でじっくりと細部に見入っても、
その部分は修復された部分である確率がとっても高いということになる。Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!
必然的にオリジナルの部分は上のほうや中心のほうとなり、
織り込みの具合は単眼鏡等を使用しないとほとんど確認できない。
最前列で細部を見ていてちょっと複雑な気持ちになった。
自分が今見ているのはオリジナルなのか、修復された部分なのか、
自分が今目の前で凄いと感じているのは、これだけの作品が当時制作されたことについてなのか、オリジナルの大部分が現在に伝わってきていることについてのなのか、この修復の技術についてなのか。。。
(皆さんそのあたりについてはどのように捉えているのか、ちょっと気になりますね。)
この6点のタピスリーとそれに関連のあるものの計40点ほどの展示。
まさに
《貴婦人と一角獣》の中の動物や花についてのパネル解説はとても素晴らしかった。
千花文様(ミルフルール)はこのタピスリーの華。
40種程の草花が表されているらしいが、何という草花なのか以前からとても興味があった。
先日アップした「絵画の中の植物を知る」という記事も、
この展覧会の予習とまではいかないが、この展覧会をある程度意識してのもの。
絵画の中の植物を知る(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2013-06-17)
はい、ポストカード却下、図録の購入決定。

大きな木のページを1ページ含め、6ページにわたり樹木と植物を掲載。

右側のページをアップで。
興味のある方はクリックして拡大表示させてみてください。

うさぎさんもいっぱい♪ (・ x ・)ノ
これはかなり貴重な解説本(絵解き)だと思います。
B4変形ということでちょっと大きめ、これで本体2000円はお買い得。
図録を買わなかったけどやっぱり・・・という方、通販で是非。
パリで見たから今回はパスという方も是非。

チケット&図録
図録の通信販売
NHKプロモーション(http://www.nhk-p.co.jp/tenran/zuroku.html)
今回、時間が無くてほとんど予習無しで観に行った。
公式サイトとチラシを見る程度。
フランス、中世、取っ付き難いなぁと思いながら。
そのとき、西暦1500年頃に制作されたという文字が目に入った。
西暦1500年・・・イタリアではルネサンス真っ盛りの頃かーって。
レオナルド・ダ・ヴィンチ滞在中のミラノがフランスに乗っ取られたのもちょうどこの頃。
あ、同じ時代なのかって。
春にラファエロ展を鑑賞したし、観に行かなかったけれど、先日までレオナルド・ダ・ヴィンチ展も開催されていた。秋にはミケランジェロ展も開催される。そう考えたら、けっこう馴染みやすさを感じた。
もっともこの時代のフランスについての知識は全然持ち合わせていないが。
ダ・ヴィンチの白鳥たち(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-10-15)
今展は、会場に入ってすぐのところの映像のほかに、「高精彩デジタルシアター」「映像コーナー」と10数分の映像解説があった。3つとも全部見ると、30分超になる。
《貴婦人と一角獣》以外の作品展示はあっさりとしているので、あっという間。
それでも、展示室を出てから時間を確認すると3時間以上経っていた。
6点の大きなタピスリー、かなり夢中になって鑑賞していたようだ♪
「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展」
2013年4月24日~7月15日
国立新美術館(http://www.nact.jp/)
公式サイト(http://www.lady-unicorn.jp/)
【大阪展】 国立国際美術館 2013年7月27日~10月20日
「フランス国立クリュニー中世美術館の至宝《貴婦人と一角獣》は、西暦1500年頃の制作とされる6面の連作タピスリーです。19世紀の作家プロスペル・メリメやジョルジュ・サンドが言及したことで、一躍有名になりました。
千花文様(ミルフルール)が目にも鮮やかな大作のうち5面は、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」と人間の五感を表わしていますが、残る1面「我が唯一の望み」が何を意味するかについては、“愛”“知性”“結婚”など諸説あり、いまだ謎に包まれています。
本作がフランス国外に貸し出されたのは過去にただ一度だけ、1974年のことで、アメリカのメトロポリタン美術館でした。 本展は、この中世ヨーロッパ美術の最高傑作の誉れ高い《貴婦人と一角獣》連作の6面すべてを日本で初めて公開するもので、タピスリーに描かれた貴婦人や動植物などのモティーフを、関連する彫刻、装身具、ステンドグラスなどで読みといていきます。
クリュニー中世美術館の珠玉のコレクションから厳選された約40点を通して、中世ヨーロッパに花開いた華麗で典雅な美の世界を紹介します。(公式サイトより)」
「真珠の耳飾りの少女」の作者トレイシー・シュヴァリエということで、数年前にこの本を読んだ。
当時の記憶なのでかなり曖昧ではあるが、あまり面白くなかった。
内容としては、一言で言うと、タピスリーができるまで。
もうちょっと具体的には、女好きのイケメン!?絵師が、
あっちの女を孕ませ、こっちの女を孕ませ・・・
更には注文主の娘にまで・・・みたいな。。。(-_-;)
織物自体は日本にも昔からあるし、藍染めもある。
そういう意味でも、あまり目新しさを感じなくて、なんかつまんない・・・みたいな。
作品を鑑賞した今読み直せば、当時とはかなり違った印象を受けるかも知れませんが。
真珠の耳飾りの少女(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-04-02)

ジャンヌ―無垢の魂をもつ野の少女 (ジョルジュ・サンドセレクション 5)
- 作者: ジョルジュ サンド
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
ジョルジュ・サンドの伝記を読んだことがあるが、やはりそれはショパンとのことがメインだった。
ショパンに関連して読んだ。
サンドの作品は未読。
サンドの本、今度読んでみようと思う。
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜
国立新美術館の写真。
いつも外観とか館内で見上げるような構図が多いので、
今回はいつもとは違った感じで撮ってみました。






過去の国立新美術館の写真
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2007-10-13)
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-02-10)
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-05-06)
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-03-28)

おつかれさまでした♪
この記事へのコメント
ウサギさんいろんな子がいそう。
まったりクラシック聴きたいです。ロシアもの好きです〜♬
ウサギさん、同じようだけど微妙に違ったり、なかなか見応えがあります。
実物よりも図録の方が細部までよく確認できます。
解説書のようでとても素晴らしい図録です♪
このカルテットは素晴らしかったです!
彼女たちの演奏をもっともっといろいろ聴きたいです。
うんうん、いいですね~、ロマンチックにロシアもの♪(^_^)
撮った写真は新鮮です。どれも奥行きを感じさせますね。
貴婦人と一角獣、修復してあったんですね。パリの中世美術餡で、2度
見ましたが、気づきませんでした。昔からこんなきれいな赤だったのかしら。フランス刺繍というのがあるくらい、フランスは刺繍の伝統がある国ですものね。植物の模様=パターンは、英国のウィリアム・モースのリバティプリントに似てますね
今年のりゅうさんは、クラシックづいていますね~。
好きな曲が多くて楽しめたことでしょう。日本の夏メロディーが入ると、
和みますね。平野悦子さんと目があったんですって。恋がいつかどこかで成就するよう祈ってます(笑)
要注意人物というのは監視されるものです・・・(>_<)
まぁ、それはともかく、素晴らしい演奏でした!
この若さで結成から10年近いキャリアってやはり凄いことですよね。
大学でトリオやカルテットを結成しても卒業と同時又は数年で自然消滅的に活動を停止してしまうケースが多いように思いますが、個々の活動を尊重しつつグループとして継続的に活動し、研鑽を積み成長していく姿勢は本当に素晴らしいと思います。
更なる成長と活躍に期待、とても楽しみな存在です♪
3ヶ月連続で演奏会におでかけ!自分でもビックリですよ!!
○にいなさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
一角獣のタペストリー、パリでも見てきましたが
やはり日本語の解説が見たくて新国立美術館へ行ってきました。
図録迷ったのです・・・・お買い得ですか。
パリでももうちょっと簡単な説明書があって英語のを買ってきたのです。
もし日本語のがあればな~と思っていたのですが、流石にその日本語版は売ってなくてちょっとガックリしたのです。
どうしようかな・・・・^^
期待していた以上に素晴らしい演奏でした!
50分のランチタイムコンサートでしたが、
内容が濃すぎてあっという間に終わってしまった感じです。
○ kuwachanさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
やはりkuwachanさんも鑑賞されましたか。
《貴婦人と一角獣》を見せるための展覧会、他の作品も、展示構成も、すべて《貴婦人と一角獣》に帰結するもの、図録も当然そのコンセプトに沿ったもの、これで2000円はお買い得だと思います。
通販ですと送料等諸費用がかかりますし、kuwachanさんは既に英語版を所有されておられるということで、そこまでのお買い得感はないかもしれませんね。
近くまでおでかけの際にでも国立新美術館3階の美術図書室(アートライブラリー)で閲覧されてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、地下1階のミュージアムショップに在庫があるかもしれません。大阪展はこれからですので、通販は焦ることもないですしね♪
○miyokoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○くらいふさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
こっちに戻ってぼちぼち4か月、なんとかやってます。
先日、久々に空さんに会いましたよ。
二児の母になっちゃってさらにたくましくなってました(笑)
八重洲だけど丸の内トラストシティ。
雅さんの縄張りをちょろっと荒らしてきました♪
空さんがたくましく肝っ玉母ちゃんに!? Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!
空さん一家、なんだかにぎやかで楽しそうだなぁ♪
○りんこうさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○きたろうさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○さらまわしさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○薔薇に恋したお月様さん、TBありがとうございます(^o^)丿
女性ばかりの演奏はやさしい音色ですか?
貴婦人と一角獣は、色も絵柄もすばらしい!お花の絵柄の
種類がたくさんあって、きれい。一針ずつ刺して、大勢の人で作った宝物ですね。
リハの早い時間帯からでしたので、前の方の席をゲットできました。私よりも早くいらしていたのは皆さん年配の方でしたので、目立っていたかもです。(^_^;)
全体的に情熱的な熱いプログラムでしたが、随所に繊細な美しさと気品が感じられました。若い子達ですが、経験豊富で落ち着きのある演奏でした♪
貴婦人と一角獣は、貴婦人も一角獣もお花も動物もどれも見応えのあるもので、どこをメインに見るべきなのか、正直迷いました。しかもとても大きいですしね!写真や絵画とは違った面白さがあり、とても貴重な経験となりました♪
○kiyoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○pistacciさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿